世界的にみると、約1万年前の壁画に蜂蜜を採取したと考えられる絵があり、紀元前22世紀頃の宮殿跡からは菓子の型が出土しています。
日本では縄文時代で栗の実を粉末にして焼いた物が食べられていた事がわかっています。
室町時代末期頃から茶道が広まるにつれ、点心としての菓子が求められてくると、西洋からもたらされた洋菓子の技法も取り入れた、工芸的趣向を凝らした和菓子として発展していきました。
江戸時代末期に海外からの船舶の来航が増えると同時に、西洋菓子の製造方法も伝来し、日本の菓子は幅広い発展を遂げる事になります。
現在の日本で製造されているお菓子は、味はもちろんの事、デザイン性なども含めると、世界でもトップクラスの評価を受けています。
2018/2/2
おせんべいそのものの歴史は古く、縄文時代や弥生時代の住居跡から、穀物やイモ類を一口大の大きさにして焼いた物が出土しています。
現在、日本各地で作られているせんべいは、米(餅米)を原料として作られたものが大半ですが、愛知県では、馬鈴薯でんぷんにえびなどの乾燥品を混ぜた『えびせんべい』が有名となっており、数千件近いせんべい屋さんがあると言われています。
2018/1/9
えびせんべいは、米粉を原料とする一般的なおせんべいと異なり、ジャガイモなどから作られるデンプンにエビを混ぜて焼いたり、油で揚げたりするなどの加工をしたおせんべいで、愛知県の名産品の一つとなっています。
愛知県の海沿いは、古来より漁業が盛んでした。
三河湾沿岸で大漁に漁獲される「アカシャエビ」でしたが、食用としての需要は少なく、明治期には乾燥加工され「カジカエビ」と言う名前で中国に輸出され、せんべいに加工された物が日本へと入ってきていました。
当時、そのおせんべいは庶民の手には届かない高級品でしたが、蒲鉾などの練り物製造を営んでいた「かまぼこ文吉」と呼ばれる人が、地元で加工・販売できるように工夫を重ねました。
その後、伊勢富田の地より往来した「ひげ貞」と呼ばれる人が、大量のえびを一度に処理する方法を工夫し、安価で多量に生産できるようになりました。
現在ではエビのみを使ったおせんべい以外にも、タコや明太子、紅芋など多様な味のおせんべいが生産されています。
2018/3/1
『煎』と言う漢字、日本では『薬を煎じる』などに使われる文字ですが、漢字発祥の地である中国では『鉄板で焼く』事を示す漢字です。
『餅』に関しても、日本ではもち米を使った、いわゆる『お餅』を想像しますが、中国ではもち米以外にも、小麦や粟、豆などの粉末を水で練って平たくした物を指す漢字です。
つまり
『粉を練って平たくして焼いた物』=『お煎餅』
と言う事ですね。
ちなみに煎餅を英語で言うと『Japanese cracker』となります。
クラッカーを焼く時の音が、くるみを割る時の音(くるみ割り器の事もクラッカーと言います)に似ている事から名づけられたようで、甘い味はビスケット、塩味はクラッカーと分けて呼ばれています。
2018/6/25
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