辻さん・樋口さん… 点が2つの之繞(しんにょう)

5月に入り、4月からの新入社員の方も通常ならば職場に慣れ始めた頃ですが、コロナウイルスの影響でテレワークの企業も多いようです。

 

さて、新入社員の中に辻さんや樋口さんなど、しんにょう(しんにゅう)の点が2つの方と、点が1つの方がお見えになる場合があります。
今回はこの違いに付いて書いてみたいと思います。

 

実は、以前『魚のさばを漢字で書くと』と言うタイトルでブログを書いていて、そこでも紹介しているのですが、再度掲載させて頂きます。

リンク:魚の『さば』を漢字で書くと

 

まずはパソコンでWordなどのフォントを変更できるソフトを立ち上げて『つじ』を変換してみてください。

 

 

 

 

 

になりましたね。

では、フォントの種類を教科書体や行書体など、違うフォントに変更してみてください。

 

 

 

 

と表示されるフォントが何種類かあるはずです。

※左はHGP教科書体

由来を書くと、実は『辻』『樋』などの「2点しんにょう」が正しい文字だったのですが、戦後間もない頃に常用漢字を制定した時、一部の漢字に略字を採用しました。
その後、ワープロやパソコンが開発された際、そのままの略字が使用されてきましたが、10年程前に文字表記の改訂があり、『辻』と言う文字が表示されるようになったそうです。

 

ところが、進・退・辺・送・返など主に小学校で習う漢字は、2点に戻すと混乱を招くため、1点のままにしておく事になりました。

 

ちなみに辻』は簡単そうに見えて常用漢字ではなく、人名漢字と言う区分です。

また戸籍統一文字と言う規定がありますので、興味のある方は戸籍統一文字で検索してみてください。

 

と言う事で名札やプレートなどで「私は1点しんにょうです」などの方がお見えになる場合、フォントの種類を変更してみると解決する場合がありますので、試してみてください。

 

※注意

・お使いのパソコンやスマホの機種などによって、同じように表示されない場合がありますのでご了承ください。

・フォントの種類によっては統一感が失われる場合があります。

次回の豆知識は

HGP教科書体とHGS教科書体、HG教科書体の違いを書いてみようと思います。